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SNS広告の種類6選!基本からメリデメまでおさえよう

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)プラットフォームは、数十億人以上のユーザーを抱え、彼らが日常的に情報を共有し交流する場所となっています。 そのため、現代のデジタル時代において、SNS広告は企業やブランドにとって不可欠な要素となりました。 今回はそんなSNS広告の基本をご紹介していきます。

SNSの普及

2022年3月に電通が発表したデータによると、ソーシャルメディアのサービス上で展開されるソーシャル広告は前年比112.5%の8,595億円で、インターネット広告媒体費全体の34.7%となりました。

出典:https://www.dentsu.co.jp/news/release/2023/0314-010594.html

その規模と影響力から、SNS広告は企業がターゲットオーディエンスに届ける最も効果的な手段として認識されています。

ここからは、

SNS広告ってそもそも何?

どんな種類があるの?

メリットは注意点は?

などの疑問を解決していきます。

SNS広告とは?

SNS広告とは、Facebook、Instagram、Twitter、LINE、TikTokなどソーシャルメディアプラットフォームで展開される広告のことを指します。

SNSを見ていたら商品紹介の広告が流れてくるのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

SNS広告の魅力は、厳密なターゲット設定を行い、ユーザーの関心や行動に合わせたカスタマイズされたメッセージを伝えることができる点にあります。

SNS広告の種類と特徴

ここからは6つのSNS広告の種類と特徴を紹介していきます。

Facebook

利用者数

2600万人以上

年齢層

30~40代がメインユーザー

特徴

世界で見ると利用人口が一番多いSNSです。

ビジネス利用が多く、ビジネスマン同士が名刺代わりにつながることもあります。

Facebook広告は、テキスト、画像、動画、カルーセル広告、キャンバス広告など、さまざまなフォーマットとクリエイティブな表現が可能です。

日本では他のSNSと比べると成長率は低いですが、世界的にみると利用者数が一番多いため世界向けの発信やBtoB商材との相性は良さそうです。また、実名登録が基本のためターゲティングのしやすさも特徴の一つです。

Instagram

利用者数

3,300万人以上

年齢層

20~30代がメインユーザー

特徴

特に女性の利用が多い

インスタ映えという言葉が流行ったように写真をメインとした投稿が特徴

Instagramは写真やビジュアルコンテンツを中心にしたSNSプラットフォームのため、魅力的な写真や動画を制作し、視覚的なインパクトを与えることが重要です。

InstagramはFacebookによって運営されているため、Facebookの広告ターゲティングオプションも利用できます。ユーザーの属性、興味関心、行動履歴などを活用して、広告を関連性の高いユーザーに配信することができます。

Twitter

利用者数

4,500万人以上

年齢層

20代の利用者が圧倒的に多い

特徴

若年層利用が多く、リアルタイム性や拡散力が強い

Twitterはリアルタイムの検索が大きな特徴であり、トレンドやイベント性の強い広告との相性がいいです。

また、投稿をシェアする「リツーイト」機能による拡散が期待できることやコメント・いいねなどの反応を通じて、ユーザーとの双方向のコミュニケーションやエンゲージメントを促進することができます。

LINE

利用者数

9,400万人以上

年齢層

20代が一番多いが、30~50代以上と幅広い年齢で利用されている

特徴

日本では一番多く利用されているSNS

LINE公式アカウントも39万件以上となっており、日常的に情報発信したり「LINEスタンプ」によりブランド認知にも適しています。

LINEショッピングやLINEゲームなどのサービスとの連携を通じて、ユーザーへのリーチやコンバージョンの促進を図ることも可能です。LINEの幅広いプラットフォームを活用することで、広告主はより多角的な広告戦略を展開することができます。

Youtube

利用者数

6,500万人以上

年齢層

10代〜50代と幅広い

特徴

世界で最も人気の動画配信プラットフォーム

多くのフォロワーをもつ「ユーチューバー」や芸能人がYoutubeを始めることも増えた

YouTube広告は動画の前や再生中に表示されることが一般的であり、広告主は興味を引くコンテンツや魅力的なストーリーテリングを通じて、視聴者の関心を引き付け、視聴時間を確保することが重要です。

有名なYouTuberやインフルエンサーと提携し、彼らのチャンネルや動画内で広告を配信すること影響力も大きいです。

インフルエンサーマーケティングを通じて、広告主はより広範な視聴者層にリーチし、信頼性や関与度の高いコンテンツを通じてブランドの認知度を向上させることができます。

Tiktok

利用者数

1,690万人以上

年齢層

10代〜20代が多い

特徴

15秒から10分ほどの短い動画を投稿する動画共有サービス

日常的なものをハイクオリティに編集することができ、短い尺の動画を投稿・共有し楽しむツールです。

TikTok広告は、スマホの画面いっぱいに表示されるため、目に留まりやすいのが特徴です。

TikTokはユーザーが新たなトレンドを生み出すことが多いため、広告主はプラットフォーム上のトレンドに即した広告戦略を立てることが重要です。

SNS広告のメリット

SNS広告のメリットを3つ紹介していきます。

多様なコンテンツフォーマットとクリエイティブな表現

SNS広告はテキスト、画像、動画、ストーリーズ、インフルエンサーマーケティングなど、さまざまなコンテンツフォーマットを活用することができます。

広告主は自社のブランドメッセージやストーリーテリングをクリエイティブに表現し、ユーザーの注意を引きつけること重要です。

また、クリエイティブな広告コンテンツはユーザーの記憶に残りやすく、ブランドの認知度や印象を向上させる効果があります。

ターゲットオーディエンスへの効果的なリーチ

SNSプラットフォームは多くのユーザーが日常的に利用しており、広告主はターゲティングオプションやユーザーデータを活用して特定の属性や興味関心を持つユーザーに広告を配信することができます。

拡散力により潜在層へのリーチが可能

ユーザーは広告に対して「いいね」やコメント、シェアなどの反応を示すことができます。これによりまだ商品を知らない潜在層へのリーチが可能となります。

SNS広告の注意点

SNS広告におけるメリットを紹介していきましたが、注意しなくてはいけない点もあります。

不適切なコンテンツとブランドイメージの管理

SNS上では様々なユーザー生成コンテンツが共有されるため、広告が不適切なコンテンツや炎上したコンテンツと一緒に表示されることがあります。また、配信した広告自体が企業の意図と違う捉え方をされ炎上する可能性もあります。

広告主はブランドイメージを保護するために、コンテンツの監視やブランドセーフな環境での広告表示に注意を払う必要があります。

広告運用のノウハウが必要

SNS広告は効果的な広告キャンペーンを行うために、パフォーマンスとROI(投資対効果)の追跡と最適化が必要です。

広告主は広告の効果を定量的に評価し、キャンペーンの成果を分析するための適切なツールや指標を活用する必要があります。データ分析とテスト・最適化を継続的に行い、広告の効果を最大化することが求められます。

まとめ:SNS広告を活用して多くのユーザーに自社商品を届けよう!

ここまでSNS広告の種類やメリット・デメリットを紹介してきました。

それぞれにユーザー層や特徴が異なるため、自社の商品にどのコンテンツが合うのか見極めることがSNS広告の成功につながります。

SNS広告は始めるまでにクリエイティブの準備が必要だったり、開始後も随時効果を検証していき最適化を継続していく必要があり大変に思えますが、ユーザーの目にとまる広告を発信できれば自社商品の大きなPRになります。

ぜひSNS広告をはじめて、自社商品を知ってもらえるきっかけを作りましょう!