Webゼミ

トピッククラスターの基礎知識から作り方まで徹底解説!

「トピッククラスターって何?SEOで効果があるの?」 「トピッククラスターの作り方が知りたい!」 近年SEO対策として注目されているトピッククラスター。 「トピッククラスターは、弱ドメインや個人ブロガーのサイトでも上位表示しやすい」という説を目にしたことがあるかもしれません。 現在のSEOでは、多くのユーザーにとって有用な網羅性の高いコンテンツが評価されるので、トピッククラスターは効果的なSEO対策です。 この記事の内容を参考にしてトピッククラスターを作れば、運営するWebサイトの順位がアップします。 簡単に作れるよう手順に沿ってわかりやすく解説しているので、検索順位をアップしたい方はぜひ読んでみてください。 本記事では、トピッククラスターの基礎知識や作り方について解説しています。

トピッククラスターとは?

トピッククラスターとは、メイントピックと関連するサブトピックを内部リンクで結び付けたサイト構造を指します。

関連するページをまとめることで、ページ群全体や各個別ページのSEO評価を高めるだけでなく、ユーザーが知りたい情報を探しやすいメリットがあります。

また記事が多くなるほどサイト構造が複雑になりますが、トピッククラスターをもとにサイト設計していれば、記事が増えてもサイト構造が複雑になりにくいです。

トピッククラスターでは、メイントピックを「ピラーコンテンツ」サブトピックを「クラスターコンテンツ」と呼ぶのが一般的です。

次で詳しく解説します。

ピラーコンテンツ

ピラーコンテンツは、トピッククラスターの中心となるコンテンツです。

さまざまな検索意図を持つユーザーが抱える疑問や悩みを解決するために、幅広い情報を提供できるコンテンツを作ります。

そのため、ピラーコンテンツは文字数が多くなる傾向があります。

以下は、ピラーコンテンツのキーワードの一例です。

  • SEO
  • WordPress ホームページ
  • パソコン おすすめ

ピラーコンテンツは、検索ボリュームの大きいビッグキーワードやミドルキーワードで上位表示を狙うことがひとつの目標となります。

クラスターコンテンツ

クラスターコンテンツは、ピラーコンテンツが網羅しきれない内容を補足する役割を担います。

ピラーコンテンツのみで必要な内容を網羅しようとすると、1万文字を超えるような膨大なボリュームになってしまいます。

ユーザーからすれば、ボリュームが大きくなるほど読みづらく苦痛です。

そのため、ピラーコンテンツでは網羅しきれない内容を、クラスターコンテンツで詳細に伝えます。

以下はクラスターコンテンツのキーワードの一例です。

  • SEO 分析 ツール
  • WordPress ホームページ 作り方
  • パソコン おすすめ 2023

これらのキーワードは検索ボリュームが比較的小さく、検索者のニーズが明確です。

そのため、SEOを始めて間もない初心者でもコンテンツが作りやすく、上位表示を狙いやすい特徴があります。

内部リンク

部リンクとは、Webサイト内の異なるページをつなぐリンクです。

Webサイト内のコンテンツを結びつけることで、ユーザーに関連ページへの移動を促したり、検索エンジンがサイト構造を理解しやすくなるメリットがあります。

トピッククラスターでは基本的に内部リンク先がクラスターコンテンツになります。

トピッククラスターを作成することで得られるSEO効果

トピッククラスターを作成すると、下記のようにさまざまなSEO効果を期待できます。

  • トピッククラスター全体の平均順位が上がりやすくなる
  • ロングテールキーワードと相性がよい
  • ユーザーエクスペリエンスの向上が期待できる

ひとつずつ詳しく解説します。

トピッククラスター全体の平均順位が上がりやすくなる

トピッククラスターではピラーコンテンツだけでなく、クラスターコンテンツも順位が上がりやすいです。

ピラーコンテンツとクラスターコンテンツが相互にリンクされることで、検索エンジンは関連性の高いコンテンツを認識しやすくなります。

その結果、トピッククラスター全体のSEO評価が向上し、平均順位の上昇が期待できます。

ロングテールキーワードと相性がよい

トピッククラスターとロングテールキーワードは、相性がよいです。

ロングテールキーワードとは、3~4語程度の言葉を組み合わせたキーワードを指します。

例えば、「SEO 対策 方法」「ブログ 始め方 初心者」などがあります。

ロングテールキーワードの特徴は競合が少なく、上位表示が狙いやすい点です。

ロングテールキーワードを使ってクラスターコンテンツを作成することで、ドメインパワーの低いWebサイトでも上位表示を狙えます。

ユーザーエクスペリエンスの向上が期待できる

トピッククラスターは、ユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)の向上が期待できます。

幅広く網羅された情報を得られるだけでなく、内部リンクからユーザーがほしい情報を簡単に見つけられるからです。

また、ユーザーエクスペリエンスが向上すればSEO的にもプラスに働きます。

トピッククラスターの作り方

ここではトピッククラスターの作り方について解説します。

トピッククラスターの作り方

  1. トピックを選定する
  2. ピラーコンテンツのキーワードを決める
  3. クラスターコンテンツのキーワードを決める
  4. マインドマップを使ってキーワードを整理する
  5. ピラーコンテンツを作成する
  6. クラスターコンテンツを作成する
  7. 内部リンクを設定する

手順は多いですが、やること自体は簡単です。

ひとつずつ見ていきましょう。

手順1:トピックを選定する

まずはトピックを選定します。選定するトピックは、大きめのものを選びます。

以下の例を参考にしてください。

  • 30代の転職活動
  • アフィリエイトの始め方
  • プログラミングの勉強方法
  • 英語学習でおすすめの教材
  • おすすめのクレジットカード

手順2:ピラーコンテンツのキーワードを決める

トピックを選定したら、次はピラーコンテンツのキーワードを決めます。

トピッククラスターで上位表示を狙いたいキーワードを考えて決めましょう。

キーワード数の目安は、1~2語程度です。

前述した例であれば、下記のキーワードになるイメージです。

  • 30代 転職活動
  • アフィリエイト 始め方
  • プログラミング 勉強
  • 英語 教材
  • クレジットカード おすすめ

手順3:クラスターコンテンツのキーワードを決める

ピラーコンテンツのキーワードを決めたら、次はクラスターコンテンツのキーワードを決めます。

クラスターコンテンツで使うキーワードは膨大にあるので、以下のキーワード選定ツールを使うのがおすすめです。

  • GetKeyword
  • ラッコキーワード
  • ruri-co

適当にキーワードを選ぶとカニバリゼーションが発生し、Webサイト全体の評価が下がるおそれがあります。

そのため、似たようなキーワードは避けて、ピラーコンテンツの評価を高められるキーワードを選定しましょう。

キーワード数の目安は、3~4語程度です。

先ほどの例であれば、以下のキーワードになるイメージです。

  • 30代 転職活動 服装
  • アフィリエイト 始め方 スマホ
  • プログラミング 勉強 独学
  • 英語 教材 子ども
  • クレジットカード おすすめ 女性 20代

手順4:マインドマップを使ってキーワードを整理する

クラスターコンテンツのキーワードを決めたら、マインドマップを使ってキーワードを整理するのがおすすめです。

キーワードを階層別に整理しないと、コンテンツを作る際にわかりにくいからです。

内部リンクも把握しやすくなるので、マインドマップを使ってキーワードを整理しましょう。

手順5:ピラーコンテンツを作成する

クラスターコンテンツより先に、ピラーコンテンツから作成します。クラスターコンテンツから先に作成してしまうと、内部リンクとして使えないからです。

ピラーコンテンツから先に作成しておけば、あとで作成したクラスターコンテンツを内部リンクとして設定できます。

また、クラスターコンテンツよりピラーコンテンツのほうが上位表示されるまでに時間がかかる傾向があるので、先にピラーコンテンツを作成したほうが効率が良いです。

ビッグキーワードで上位表示を狙いたいので、クラスターコンテンツよりピラーコンテンツを先に作成しておくのがおすすめです。

手順6:クラスターコンテンツを作成する

ピラーコンテンツを作成したあとに、クラスターコンテンツを作成します。

手順7:内部リンクを設定する

クラスターコンテンツの作成が終わったら、作ったコンテンツを内部リンクとして設定します。

作って終わりではトピッククラスターは完成しないので、内部リンクの設定を忘れないようにしてください。

まとめ:トピッククラスターを作成して検索上位を取ろう!

トピッククラスターのメリットや作り方について解説しました。

作成する際の手順は下記のとおりです。

  1. トピックを選定する
  2. ピラーコンテンツのキーワードを決める
  3. クラスターコンテンツのキーワードを決める
  4. マインドマップを使ってキーワードを整理する
  5. ピラーコンテンツを作成する
  6. クラスターコンテンツを作成する
  7. 内部リンクを設定する

SEOはコンテンツの質やドメインパワーだけでなく、トピッククラスターなどのサイト設計に注力することも重要です。

トピッククラスターを用いてサイト設計すれば、需要の高いビッグキーワードでも検索上位を取りやすくなります。

今回の内容を参考にしてトピッククラスターを作成し、検索上位を取りましょう。