強調スニペットとは
強調スニペットとは、検索ページの最上部に表示される説明文のことです。

強調スニペットであれば、赤枠で囲ったように「強調スニペットについて」と表示されます。
テキスト形式やリスト形式など、複数の形式で検索ページに表示されます。
強調スニペットは通常のスニペットと違い、表示される文字数が多くなったり、画像が表示されたりするのが特徴です。
そのため、通常のスニペットと比べて目立つので、アクセスの増加が期待できるのです。
次で、強調スニペットと似たような言葉の違いを解説します。
リッチリザルトとの違い
リッチリザルトとは、通常の検索ページの文章と比べて、画像・レビュー・料金などの情報が追加されているものです。

協調スニペットとリッチリザルトの一番の違いは掲載位置です。
リッチリザルトはタイトル下に詳細な情報を提供し、強調スニペットは検索ページの最上部に表示される説明文を指します。
リッチリザルトが表示されれば目立つので、アクセスの増加やクリック率の向上が期待できます。
ナレッジパネルとの違い
ナレッジパネルは、検索結果の右側に表示されるボックスのことです。

人物・企業・場所などに関する詳細な情報を提供してくれます。
ナレッジパネルは強調スニペットと混同されがちです。
理由としては、強調スニペットもナレッジパネルも、同じアンサーボックスの一種であるからと考えられます。
同じアンサーボックスではあるものの、表示される場所が異なるのです。
強調スニペットは検索ページの最上部、ナレッジパネルは検索ページの右側に表示されます。
強調スニペットを表示する6つの方法
ここでは強調スニペットを表示する方法について解説します。
強調スニペットを表示する方法は、下記のとおりです。
- 検索上位を取る
- キーワードを見出しに追加する
- 強調スニペットが出やすい検索クエリを選ぶ
- 文字数を120~160文字にする
- HTMLタグでマークアップする
- ポリシーに準拠する
検索上位を取る
強調スニペットに選ばれるのは検索上位のコンテンツが大半なので、強調スニペットの獲得を目指すのであれば、検索上位を取る必要があります。
キーワードを見出しに追加する
狙っているキーワードを見出しに追加すれば、検索エンジンにも「この見出しは重要だよ!」と伝えられます。
「強調スニペット」というキーワードを狙うと想定して、悪い例と良い例を見てみましょう。
悪い例:「スニペットとは」
良い例:「強調スニペットとは」
省略して見出しを伝えてしまうと「強調スニペット」というキーワードを検索エンジンが正確に認識してくれない可能性があります。
強調スニペットが出やすい検索クエリを選ぶ
以下は、強調スニペットの出やすい検索クエリを調査して、まとめたものです。
検索クエリの種類 | 強調スニペットの出やすさ |
Knowクエリ(知りたい) | ◎:非常に出やすい |
Doクエリ(やりたい) | 〇:出やすい |
Buyクエリ(買いたい) | ×:出てこなかった |
Goクエリ(行きたい) | ×:出てこなかった |
「Knowクエリ」「Doクエリ」は出やすかったです。
一方「Buyクエリ」「Goクエリ」は10回ほど調べても、1回も出ませんでした。
強調スニペットの表示を狙うなら、出やすい検索クエリを選びましょう。
文字数を120~160文字にする
強調スニペットに表示させるためには、文字数も重要です。
実際に、表示されているテキストタイプの強調スニペットを調査したところ、120~160文字の範囲で表示されている傾向が見られました。
検索キーワード | 検索クエリの種類 | 強調スニペットの文字数 |
強調スニペットとは | Knowクエリ | 154文字 |
強調スニペット 出し方 | Doクエリ | 131文字 |
強調スニペット メリット | Knowクエリ | 126文字 |
ナレッジパネルとは | Knowクエリ | 149文字 |
リッチリザルトとは | Knowクエリ | 136文字 |
リッチリザルト 表示されない | Knowクエリ | 141文字 |
seo | Knowクエリ | 157文字 |
seo対策 キーワード | Doクエリ | 124文字 |
ブログ収入 仕組み | Knowクエリ | 126文字 |
検索クエリとは | Knowクエリ | 154文字 |
最少が124文字、最大は157文字、平均文字数は139.8文字でした。
40~60文字(1文)では文字数が足りないと考えられるので、120~160文字(2~3文)に調整するとよいでしょう。
HTMLタグでマークアップする
HTMLタグでマークアップし、コンテンツの内容を検索エンジンに正しく理解してもらうことも重要です。
ポリシーに準拠する
ポリシーを準拠していない場合、強調スニペットに表示しないとGoogleは明言しています。
Google の自動システムは、ポリシーに準拠していない強調スニペットは表示しないように設計されています。
以下は、Googleが公表しているコンテンツポリシーです。
- 危険なコンテンツ
- 不正行為
- ハラスメント コンテンツ
- ヘイト コンテンツ
- 操作されたメディア
- 医療のコンテンツ
- 露骨な性的描写を含むコンテンツ
- テロに関するコンテンツ
- 暴力や残虐行為
- 下品な言葉や冒とく的表現
上記のポリシーを守り、強調スニペットの獲得を目指しましょう。
強調スニペット3つのメリット
ここでは強調スニペットのメリットについて解説します。
- アクセスが増える可能性がある
- 音声検索で出力される
- 無料で存在を認知してもらえる
アクセスが増える可能性がある
強調スニペットは実質的に「検索1位」なので、アクセスの増加が期待できます。
また、画面が大きく表示されるので、クリック率がアップする可能性もあります。
音声検索で出力される
強調スニペットは、音声検索でも出力されます。
音声検索で出力されれば目立つので、ユーザーからコンテンツの存在を認知される可能性が上がると考えられます。
無料で存在を認知してもらえる
強調スニペットを獲得すれば、無料でサイトの存在を認知してもらえるメリットがあります。
一般的には、検索ページの最上部を取るとなると、リスティング広告の掲載やSEO対策に費用をかける必要があります。
強調スニペットを獲得できれば、無料で検索ページの最上部に載るので、コストの削減になるのです。
強調スニペットのデメリット
強調スニペットはメリットも多いですが、以下のようなデメリットもあります。
- ゼロクリックサーチ
- 強調スニペットを嫌悪するユーザーもいる
ゼロクリックサーチ
強調スニペットは、ボックス内の短い文章がユーザーのニーズに対する回答になっており、その内容だけで多くの人が読むことで満足をしてしまい、クリックをしてくれない場合もあります。
強調スニペットを嫌悪するユーザーもいる
強調スニペットは、多くのユーザーにとって便利であるものの、強調スニペットを嫌悪するユーザーもいます。
実際、以下のように「強調スニペット 非表示」「強調スニペット 邪魔」と検索するユーザーも存在します。

嫌悪するユーザーがいることも覚えておくとよいでしょう。
強調スニペットを表示する方法のまとめ
強調スニペットの基礎知識や、表示する方法について解説しました。
強調スニペットを表示する方法は、下記のとおりです。
- 検索上位を取る
- キーワードを見出しに追加する
- 強調スニペットが出やすい検索クエリを選ぶ
- 文字数を120~160文字にする
- HTMLタグでマークアップする
- ポリシーに準拠する
上記の方法を実践し、強調スニペットを獲得すれば、アクセスが増えるチャンスも増えるでしょう。