SEOにおける検索意図とは?
検索意図とは、ユーザーがキーワードを検索した目的を指します。
キーワードによって検索意図は変わり、キーワードごとに検索意図を正確に読み取れるかがSEOにおいて重要です。
例えば、ビッグキーワード(語数が1~2語のキーワード)ほど検索意図が多くなるので、詳細に検索意図を探す必要があります。
一方、ロングテールキーワード(語数が3~4語のキーワード)は検索意図が絞られているので、ユーザーのニーズを満たせるコンテンツを容易に作れるのです。
昨今のSEOでは、検索意図が網羅された読者ニーズを満たせる記事が求められています。
そのためSEOで成果を出すには、検索意図を網羅した記事を作り、多くのユーザーの役に立つコンテンツを提供することが大切です。
検索意図の種類
ここでは検索意図の種類について解説します。
Knowクエリ
Doクエリ
Goクエリ
Buyクエリ
Knowクエリ
Knowクエリは、ユーザーが特定の情報や知識を求めて検索するときに使うキーワードを指します。
例えば、下記の検索クエリが該当します。
- 検索意図とは
- ダイエットサプリ 効果
- m1 歴代優勝
- 青汁 レビュー
- 初心者 筋トレ メニュー
何かを知りたいニーズのあるユーザーが、上記のようなキーワードを入力して検索します。
Doクエリ
検索したキーワードのやり方や手順が知りたい場合は、Doクエリに該当します。
Doクエリの例は下記のとおりです。
- ブログ 始め方
- スマホ 選び方
- カレー 作り方
- アフィリエイト 稼ぎ方
- 窓 掃除 手順
Doクエリはおもに「〇〇方」「方法」「手順」といった言葉で表現されます。
Goクエリ
Goクエリは、入力したキーワードのWebサイトにいきたい場合に該当します。
Goクエリの例
- 銀座 カフェ
- ラーメン 札幌
- 楽天市場
- 厚生労働省
- ヒカル YouTube
Goクエリはおもに「地名+お店」「オンラインストア」「Webサイト名」などのキーワードで表現されます。
Buyクエリ
Buyクエリは、検索したキーワードの商品やサービスを購入したい場合に該当します。
Buyクエリの例
- 通販 化粧水
- uber eats 注文
- iPhone14 購入
- ウォーターサーバー 契約
- ダンベル 通販
buyクエリはおもに「購入」「通販」「注文」といった言葉などで表現されます。
検索意図の調べ方
いよいよ検索意図の調べ方について解説します。
検索意図を調べる方法は、以下の5つがあります。
- サジェストキーワードを調べる
- 関連キーワードを調べる
- 再検索キーワードで調べる
- 検索結果の上位サイトを調べる
- ヤフー知恵袋で調べる
どれも簡単にできるので、この章の内容を参考にぜひ実践してみてください。
サジェストキーワードを調べる
サジェストキーワードとは、検索窓に入力すると表示される候補キーワードのことです。

このサジェストキーワードから、検索意図をある程度読み取ることが可能です。
例えば「ブログ 始め方」と入力すると、下記のようなサジェストキーワードが表示されます。
・ブログ 始め方 無料
・ブログ 始め方 スマホ
・ブログ 初心者 何から始める
上記のサジェストキーワードであれば「無料でブログを始める方法が知りたい」「スマホでブログを始める方法が知りたい」という検索意図が読み取れます。
関連キーワードを調べる
関連キーワードも、検索意図を知る方法のひとつです。関連キーワードは、検索ページの下部に表示されています。

例えば「検索意図」と入力した場合、「検索意図 分析」「検索意図 調べ方」「検索意図 seo」などの関連キーワードが表示されます。
再検索キーワードで調べる
再検索キーワードとは、検索エンジン上で再検索されたキーワードを指します。再検索キーワードを調べることで、ユーザーの検索意図を把握するのに役立ちます。
キーワードを再検索するということは、閲覧した記事内にユーザーの知りたい情報がなかったと考えられるからです。
検索意図を知るには上位サイトを分析するのも大切ですが、再検索キーワードを調べ、上位記事にはない検索意図を知る必要があります。
再検索キーワードを調べるには「再検索キーワード調査ツール」を使います。
使い方の一例として「SEO対策」と入力してみました。

「SEO 対策 自分で」「SEO対策 費用」などのキーワードから察するに、「SEO対策に費用を使いたくないから、できるなら自分でSEO対策がしたい」というニーズが見えてきます。
再検索キーワード調査ツールは無料で簡単に使えるので、ぜひ試しに使ってみてください。
検索上位のサイトを調べる
検索意図を知るために、検索上位のサイトは必ず調べましょう。検索上位のサイトは、検索意図を満たしているから検索上位を取っています。
つまり上位サイトを調べれば、ユーザーの検索意図が簡単にわかります。
また、調べる際に上位サイトが「どんなユーザーに向けて書いているのか」も参考にしましょう。
ペルソナ設定をする際に参考になります。
ただし、検索上位のサイトをそっくりマネするとSEO的にマイナスになるので、注意してください。
ヤフー知恵袋で調べる
ヤフー知恵袋は、ユーザーのリアルな悩みが詳細に書かれているので、検索意図を詳細に把握しやすいです。
調べ方はとても簡単で、ヤフー知恵袋の検索窓にキーワードを入力するだけです。
一例として「ダイエット サプリ」で検索してみました。

ユーザーのリアルな悩みを知れるのはメリットですが、キーワードで検索しても必ずユーザーの悩みが見つかるわけではないのがデメリットです。
しかし、ユーザーのリアルな悩みがわかるのは検索意図を知るのに役立つので、積極的に使うことをおすすめします。
ペルソナ設定から検索意図を考える方法もある
検索意図を知る方法は、Google検索やキーワード選定ツールを用いるだけでなく、ペルソナ設定から考える方法もあります。
27歳のOLを例に、検索意図を見ていきましょう。
・年齢:27歳
・性別:女性
・職業:OL。3年前に転職
・年収:約350万円
・家族構成:父・母・姉・自分の4人家族
・夢:専業主婦。いつかマイホームがほしい
・悩み:仕事に対して大きな不満はないが、給料が良くないので副業を始めるか検討中
・趣味:ネットショッピング・旅行・料理
・日常生活:よく海外旅行にいくので、貯金できない。将来に備えて貯金したい
・検索したKW:「ブログ 始め方」
上記の例から検索意図を考えると、
「趣味ではなく、ブログで収入を得る方法が知りたい」
「ブログについてまったく知識がないから、一からブログを始める手順を教えてほしい」
などの検索意図が考えられます。
「ペルソナなんてうまくイメージできない」という方は、家族や友人などの知り合いをペルソナにする方法もあります。
知り合いであれば性格や年収、悩みや不満もイメージしやすいと思うので、ぜひ実践してみてください。
検索意図を調べるのに便利なツール3選
ここでは検索意図を調べる際に便利なツールを紹介します。
- ラッコキーワード
- キーワードプランナー
- OMUSUBI
ラッコキーワード

「ラッコキーワード」は、関連キーワードや複数検索語などを調べられるキーワード選定ツールです。

膨大なキーワードから、ユーザーの検索意図を調べられます。
また有料プランで契約すると、検索ボリュームも確認できます。
キーワードプランナー

「キーワードプランナー」はGoogleが提供しているキーワード選定ツールです。
無料で使えますが、正確な検索ボリュームを知るにはGoogle広告を出稿する必要があります。
以下は「Google キーワードプランナー」で検索した結果です。

ご覧のとおり「1万~10万」「100~1000」など、無料版だとおおまかな検索ボリュームしかわかりません。
正確な検索ボリュームを知りたい場合は、Google広告に出稿するか「ruri-co」「GetKeyword」などのキーワード選定ツールを使う必要があります。
OMUSUBI
「OMUSUBI」は、検索したキーワードから関連キーワードを取得し、以下のようにキーワードを可視化してくれるツールです。

OMUSUBIを使えば、簡単に関連キーワードを整理できます。
検索意図の調べ方まとめ
検索意図の種類や調べ方について解説しました。
検索意図を調べるには、以下の5つの方法があります。
- サジェストキーワードを調べる
- 関連キーワードを調べる
- 再検索キーワードで調べる
- 検索結果の上位サイトを調べる
- ヤフー知恵袋で調べる
まずはサジェストキーワードや、検索結果の上位サイトから検索意図を調べます。
次に、詳細な検索意図を調べるためにヤフー知恵袋や再検索キーワード調査ツールを用いて調べるのがおすすめです。
調べ方を理解したら、あとは実践して検索意図の調べ方を習得するのみです。
この記事で紹介した内容を参考にして、検索意図を調べる方法を習得しましょう。